前へ
次へ

医師は減っていないのに医師不足とは

今は医者の数だけでいうと32万人と過去でいちばん多いのだそうです。
それでも、老人保健施設などでは医師が足りず、医師が不在の日も多くて問題となっています。
なぜ医師がたくさんいるのに医師不足が起こるかというと、地域で格差があるからです。
どうしても人口の多い都会に医師は集中してしまい、地方には行き渡らないのが現状です。
以前、孤島で情熱的な医師が地域医療に取り組む漫画がブームになりましたが、なかなか地域医療の現状を変えるまでには至っていません。
意外なことに、全国で最も医師が少ない都道府県は埼玉だそうです。
特に北部では医師不足が深刻で、科によっては医師が派遣されずに閉じている病院もあります。
いくら医師を増やしても改善は難しいため、最近では遠隔医療やAIによる診察が提案されています。
遠隔の診察なら東京の医師に診察をしてもらうことも可能ですし、AIなら休まずに診察を続けることもできます。
地域医療から最新技術が応用されていくかもしれません。

Page Top